悪徳商法について

ここでは、私が体験した悪徳商法と思われた出来事を紹介します。

まず、最初に体験したのが、息子の育児にも慣れてきた頃のことでした。
働きにでかけるのは無理だったので、在宅で仕事ができないものかと、何気なくインターネットで『在宅ワーク』と検索したら、いくつかの会社がヒットしました。

探していたのはパソコンでのデータ入力の仕事。その頃の私は無知で何も考えずに、何件かの会社に資料請求をしてしまったんです。
その翌日だったでしょうか、早速資料が届き(資料といっても簡単な小さいパンフレットでした)ビックリしたのを覚えています。それと同時に1本の電話…。
「もしもし…」
「あ、○○です。資料見ていただけましたか?」
「詳しく説明させてくださいね。」と30分ほど長い説明があり、「登録料で60万円かかります。」とさらりと一言。
驚いた私は、「すいません、主人に相談しないと無理です。」ととっさに言って電話をきりました。
家族会議の結果、怪しいということで断ろうと決めたんですが、その晩にパソコンをひらくと、資料請求した何件かの会社からの大量のメールが…。これは、すごかったですよ!違う会社なのに同じ内容のメールなんです。手数料が2〜3万円かかるというものばかりでした。
次の日、朝早くに電話がかかってきました。この会社の不思議なところはこちらからの連絡はさせてもらえないことです。聞いても電話かけるのでというばかり。怪しいですよね。断りを入れると、意外にもあっさり引き上げてくれて、ホッとしたのも束の間。
2、3日すると、毎日のようにいろんな会社から電話がかかってきます。内容はこうです。
「空いた時間に自宅でお仕事しませんか?初期費用は○万円です。ただいま、キャンペーン中で安くなってます。」
だいたい、同じ内容です。ひどい人は後ろからテレビの音が聞こえるんです。驚きました。
最初に資料請求した人が名前を間違えて送ってきて(これも失礼な話ですよね。)、不思議なことにかかってくる電話は全部その間違えた名前でなんです。
いつも、そんな人はいません!と返事(本当のことですから)すると、「そんなはずはない!いるはずだ!」と結構しつこいんです。
それから1年ぐらいして、また電話がかかってきました。それが、とても頭にくるものであり、とても怖いものでした。いつものように、間違えた名前での問い合わせ。
「そんな人いませんよ。」と私。
「そんなはずないでしょ。」と相手の女性。
「だいたい、どこから情報得てるの?」と私。
「なんで、あなたにそんなん言われなきゃいけないの?」と彼女。
「いつもいつも、同じ内容の電話しつこいねん!」と私はかなり頭に血が上って声を荒げてました。
「ふふん。そんな言い方していいの?こっちはそっちの住所とかわかってるのよ。」と高飛車な態度に私の頭は沸騰寸前!
「はぁ?」と言ったとたんに『ブチップーップーッ』
先にきられました。もう、一生の不覚ぐらいに悔しかったです。でも、住所知ってるのよっていう言葉がグルグル頭を回ってて数日怖かったです。あとで知ったのですが、資料請求すると住所が登録されて、あちこちの会社を行き来するようです。本当にかなりしつこいですよ!

あと、私や主人名義で外国の宝くじに当選してますっていう内容のダイレクトメールが届き、よく読むととても小さい字で「100万円当選している可能性があります。登録して確認してください。」と書いてありました。数日後テレビでやっていたんですが、当時流行っていたダイレクトメールでの悪徳商法だったようで、日本では違法らしいです。

それから、水道関係の…っていう人も来ました。その人は買い物から帰ってオートロックを解除したときに後ろから急に現れて、一緒に入ってきて、エレベータも乗ってきました。11階を押した青年は愛想のいい人で、私は疑うこともなく一緒にエレベータに乗って4階で降りました。
買い物したものを片付けていると、チャイムが鳴って「水道のチェックに回ってるんですけど、ミネラルウォーターをおためしで飲んでもらってます。」って言うので、警戒心もなく(ダメですよね)開けてしまいました。それから青年の話を聞くと、ミネラルウォーターをとりに行かないとだめだから…という話で、なんとなく水をもらいたかったのでOKすると、青年はとても喜んで一旦引き上げていきました。
1時間過ぎた頃、青年がやってきたんですが、ドアを開けてビックリ!見知らぬ人が立っていて、「今から水質の検査をします。しないと水はあげれません。」っていうんです。あの青年は?と聞くと、用事で別を回ってるとの返事…。怪しいし怖いので、速攻お断りして帰ってもらいました。
それ以来、簡単にドアを開けないことにしています。
が、また、開けちゃったんですよね〜。
着物の着付けの資料を直接渡したいので開けてくれと言われて、資料もらうくらいなら…と開けてしまったんです。
それが、寒いから中に入れてくれと言われ(もちろん女性ですよ)、たしかに真冬で寒かったので玄関に入れたら、座り込まれてしまって、1時間半ぐらい長いこと世間話をされ、「仲良くなりたい!!」って言われて、内心「は?」って思ったんですが、苦笑いしてると、着物の着付けを強要してきて、最悪でした。もちろん帰ってもらいましたよ。

娘が生まれて1ヶ月もしない頃に、保健センターから来ましたって言われて、またドアを開けてしまったんです。
その頃の私は、産後ということもあって体調も万全ではなく、2歳の息子の相手と新生児の娘の世話で、精神的にも参っていました。そんなときに、「保健センターから…」と言われて、内心は穏やかではなく「私の育児に問題があったのかな?」と思いながら、玄関を開けると、いかにも風な女性が立っていて、「乳幼児をお持ちの方を訪問してるんです。」と言う。
「えっと…」と私。
「きちんと年齢に応じた知能がついているかを、測定しにきたんです。」と女性。なんか怪しげな雰囲気だったので、
「うちは結構です。」と断ると、女性は強い口調で「お母さんは気にならないんですか?子供さんにちゃんと学習能力が備わっているか…!」と言ってきました。それでも、帰ってもらおうと思ったら、息子がヒョコッと顔を出しました。
「なに〜?」と息子。それを見た女性はすかさず玄関のドアを開けて、玄関先に上がりこんできました。はっきり言って恐怖を感じました。私の頭の中はどうやったら帰ってくれるんだろうというので、いっぱいになりました。
そんな私の心中を知ってか知らずか、女性は息子に話しかけます。「僕、名前は?いくつ?かわいいね〜。」
そして、挙句の果てに教材らしきものを広げて、息子に「これやってみる?やってみたいよね?ママに頼んでみて〜。」と言って私の顔を見て続けます。 「お母さん、息子さん興味持ってますよ〜。やらせてあげたらいいのに。今なら千円ですよ。千円いただけたら、知能を測定できるのに。こんなチャンス捨てるなんてもったいない。」と、1時間ほどねばられて、娘が泣いたのでチャンスとばかりに帰ってくれと言ったんですが、「私、おっぱい終わるまで待ってます。ゆっくりあげてきて下さい。」と一向に引かない。
最後は千円渡して、なんとか帰ってもらいました。夜に父と旦那に話すと激怒して、父は書類に記載されている会社に電話して文句を言いました。
すると、相手の方はかなりビビってか、「うちはそんなあくどい事はしていない。保健センターからなんて言うように教育してない。」など言い訳をたくさんしてきて、父は「お金は返していらんから、うちの書類は破棄して、今後一切関わらないでくれ!!」と言ったら、素直に応じてくれました。
強い口調の男性が撃退にはいいみたいです。後日、知能の書類が送られてきたのですが、たいした内容じゃなかったです。個性的な考えの持ち主だ!みたいなことを書かれてました。
近所の人に聞いたら、「うちにも来たけど、保健センターの職員の人か確認したいって言ったら違うと言ったから、玄関開けなかったよ。」と言ってました。今なら、冷静な対応できるのに、当時は余裕がなかったんですよね。皆さんもくれぐれも気をつけてくださいね。


悪徳商法の詳しいことはこちらのサイトをご覧ください。参考になりますよ。

悪徳商法NET



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